「市の子ども施策の方向性」について(その1) かたはた智子の活動報告
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2008 年 6 月 26 日    
「市の子ども施策の方向性」について(その1)
〜平成20年第2回定例会・一般質問@〜
従来から「子育て」は、母親あるいは家族だけで担ってきたわけではない。
さまざまな社会とのつながり、かかわり合いの中で子どもは育ち、子どもが親になっていった。
けれども、利便性や効率性、物的豊かさを追求する価値観の重視、個人や家族単位で生活を完結できる社会システムなど、複合的な社会状況の変遷の結果、
本来積み重ねられるべき知識も経験もないまま、精神的にも肉体的にも過重な負担を抱えながら、周囲との関係性が希薄な中で、親は子どもを育て、また、そのような状況のもとで子ども自身も成長せざるを得なくなってきているというのが現状である。

その中で、現在、子どもや子育て家庭を取り巻く様々な課題が噴出しているが、
個々人の変化が社会を変え、社会状況の変化が個人に影響するという関係性を鑑みると、
今の社会で起こっている子育て家庭や子どもの抱えている課題について、
「個人的な問題」とか「その家庭の特殊な問題」と捉えるのではなく、
常に社会状況や当事者を取り巻く環境とセットで考える
ことなくしては、
課題の本質を見極めることはできないし、解決にはつながらない。

それでは、現代社会において、具体的にどのような支援が必要であるのか。
子育てを、山登りに例える。頂上を目指し、子どもを負ぶったまま急な坂道を登っている親あるいは子どもに対して、どのような手助けをされるか。

子ども福祉部長⇒荷物を多少軽くできるようするとか、前から引っ張ったり後ろから押すなど、ご本人の負担をできるだけ軽くして、十分な子育てをしていただける環境をつくっていくことだろうと思う。

教育長⇒私の場合は、女房がすでに山を下ってしまった状態である。自分は後ろから押しているつもりであったが、もっと杖になり、一緒に登るべきだったかなと思っている。

市長⇒先ほどの子ども福祉部長の答弁を聞いて、「いい答弁だな」と思った。その子ども福祉部長と一緒に、しっかりと仕事をしていくことが私の務めかなと思う。

副市長⇒自分自身が体重がかなり重いので、自分がしっかり登らないといけない。よく間合いを見て、自分が少し手助けができれば、荷物の一部を持つとか手を引くとか、あとは後ろから気合をかけながら登りたいと思っている。

総務部長⇒私などはかえって自分が足手まといになるのではないかと思っているが、持てるだけの荷物を持つとか、手を引くとか、できるだけのことはやりたいと思う。


それぞれに、素晴らしいご答弁をいただいた。このように、
一言で「手助け」といっても、いろいろな考え方、支援の選択肢がある。
たとえば、これまでにも子育て支援は様々な変遷を辿ってきた。
当初は、子育ての負担を取り除くことが重視され、先ほどの山登りで例えれば、「親子ともに車に乗せて頂上まで連れて行く」とか、「親の代わりに子どもを負ぶって山に登る」というものである。
その中で、社会的な支援が、むしろ親の子育て力を低下させているのではないかというジレンマが出てきて、一部の親や子どもへのバッシングにもつながってきている。
けれども、困っている人に対して、力がないことを責めても何の解決にもならない。その人をさらに追い詰めてしまうことになる。
私は、むしろ、「支援のあり方」自体を見直す必要があるんだろうと思っている。



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