入学式三題(その1) かたはた智子の活動報告
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2008 年 4 月 9 日    
入学式三題(その1)
〜小学校の入学式〜
7日に、小学校の入学式に来賓として出席しました。
式次第に添って、学校長の話、教育委員会からの言葉、市長からのお祝いの言葉がありましたが、
内容のほとんどは「これから守ってほしいお約束ごと」でした。
集団生活には、必ず伴う決まりごとがあるというのはわかります。
でも、子どもたちに対する今の社会的評価を鑑みると、
なんだか“既成の枠”を示し、「こういうふうになりなさい。そうじゃないとダメ」と、なんとかして型にはめようとようとしている気がして、息苦しさを感じました。

誰かが決めたことを、ただ素直にそのまま守ればいいのであれば、実はこれほど簡単なことはありません。
何も考えず、自分の意思すらも持たなければいいのです。
でも、それで本当にいいのでしょうか?

多様な価値観があふれ、既存のしくみや制度が次々に変わっていこうとしている、これからの社会を生きていく子どもたちにとって、何よりも大事なことは、
「誰かが何かの目的に添って決めたこと」に、そのまま従うのではなく、
まず自分の頭で考え、行動してみることではないかと思います。
新しい経験をするときや、何かを獲得するためには、失敗や葛藤がつきものです。
その結果として、既存のしくみに納得する場合もあるし、新しい決まりごとに変えていく必要性を感じるものも出てくるでしょう。
そのときに、決して独りよがりに自己完結しないで、
自分の培ってきた価値観を周囲の人と照らし合わせ、意見を交わしながら、今度は“考え合っていく”という行動につなげていけばいいのです。

けれども、それは一方ではとても面倒な作業です。
誰かとぶつかり合うことも、当然出てきます。
ものすごく「悪い子」になったかのように思われる場合もあるでしょう。
そのときに、思いが空回りしたり暴走したりすることのないよう、年の功で交通整理をし、手を引いてやったり、背中を押してやるのが、
周囲の大人の役割なのではないかと思っています。

入学式というスタートに際して、あれやこれやと子どもたちに要求や規範意識を示したい気持ちもわかりますが、
市や教育委員会や学校は、これから子どもたちの為にどのような支援・応援をしていくのか、
その姿勢をこそ、子どもたちに示してほしいと思います。

6歳ともなると、話し手の熱意を敏感に感じ取り、どんな難しい内容であっても、つかみ取ろう、理解しようとします。
そして、そのことがしっかりと「記憶」として定着します。

難しいことを話すから退屈するのではなく、表面的で単純な繰り返しだから、飽きるんだと思いますよ。




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