2007 年
8 月
26 日
カテゴリ:図書館について
図書館運営協議会について(議会質問G)
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先日、図書館運営協議会を傍聴させていただいたが、 これからの図書館のあり方を考える上で、数々のヒントをいただいた。
まず、そのひとつに、これまでは“図書館の閉まる時間をいかに遅くするのか”が課題であったが、 ご高齢の方のご利用が増えている中、 むしろ、「開館の時間を早めてほしい」ということが、新たなニーズとして挙がっているとのこと。
私もこれまで何度か、申し上げてきたが、 一人でもフラッと入れて、自分のペースで過ごせる公共施設というのは、 実は図書館くらいしかない。 本や情報を媒体にして、コミュニケーションできる地域の居場所としても、 今後、期待したい。
また、ある委員の方からこういう発言があった。 「国分寺市の公共図書館は車椅子では利用しにくい。だからと言って、施設を建て替えるのは難しい。だから、車椅子で利用できる障害者センターで本の貸し借りができるようにしてほしい」とのこと。
まさに発想の転換であるが、同様のことを、実は私も思っていた。 先日、「介護老人保健施設」を見学する機会があったのだが、 食堂の一角に本棚が設置され、200冊くらいの単行本が並べてあった。 けれども、それでも足りなくて、公共図書館から常時何十冊かずつ借り、 廊下のあちこちには「今回借りている本のリスト」と、図書のリクエストを書く紙が貼られていた。 その現状を見て、高齢者の読書ニーズに応えるためにも、 市内の高齢者施設で、本の貸し借りがスムーズにできるシステムを持ち込めないかという思いを抱いた。
また、ご高齢の方の読書ニーズからすると、宅配弁当ならぬ、 “宅本サービス”もあり得るかとも思う。 今、福祉施策では、高齢者の宅配弁当サービスをすべて業者に委託したことで、 市民の見守りボランティアの活動がなくなってしまっている。 地域の高齢者にとっては、お弁当よりもむしろ、 地域の方の見守り・声かけの方を期待していたという声も少なくない。 ただ、じゃあ、見守り・声かけだけをすればいいかというと、そういうわけでもなく、 ボランティア活動をされていた方のお声をうかがうと、 お弁当という媒体があったから、無理なく自然にできたとのこと。 そうであるならば、「お弁当」を「本」に買えることによって、 見守り・声かけにプラスして、本を読みたいというニーズにも応えることができ、 市の高齢者福祉計画でも目指している「彩のある生活」にも繋がっていく。
このように、「図書館」は、従来の社会教育にとどまらず、 市の抱えている様々な地域課題の解決につながるべく、貴重なスペースであり、 重要な組織であるとの意識を、私は持っているが、 市においては、残念ながら「これからの図書館像」が描かれているとはいえない現状である。
現在、教育委員会から図書館運営協議会に、 「市民サービスの向上を図るための図書館のあり方について」との諮問がされている。 市の中で、唯一、国分寺の図書館の求められる方向性について、審議する場である図書館運営協議会では、 ぜひとも、図書館の本来の目的に添った形の中で、 子育ての視点、学校教育の視点、地域福祉の視点、コミュニティの視点、情報分野の視点など、 多面的な視点をもって、図書館のあり方、課題を審議していただきたいと思うが、いかがか。
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