2月の活動報告B 教育市民会議「不登校について考える」 かたはた智子の活動報告
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2004 年 2 月 24 日     カテゴリ:不登校の問題
2月の活動報告B 教育市民会議「不登校について考える」
〜対象を限定しないのも、ひとつの方法〜
2/14(土)・・・教育市民会議・不登校について考える分科会「私たちにできることは」に参加しました。

「不登校の子どもの様子」について、有賀政夫さん(国分寺市適応指導教室〈トライルーム〉指導員)、
「親の会をつくって」をテーマに、小川澄子さん(不登校を考える小金井の会)、
「思春期外来の子どもたちと居場所づくり」について、大久保節士郎さん(立川相互病院付属子ども診療所)から、
それぞれお話をうかがいました。

会の始めに、教育部長から、国分寺市の不登校の現状について、人数とパーセンテージで報告されました。
平成12年度・・・小学校26人(0.57%) 中学校70人(3.15%)
平成13年度・・・小学校26人(0.55%) 中学校61人(2.72%)
平成14年度・・・小学校23人(0.46%) 中学校56人(2.57%)

パーセンテージで見ればごく少数ではありますが、80人近くの子どもたち、そして家族が苦しんでいます。
学校に行けない・行かない子どもたちは、家庭の中でどう過ごしているのでしょうか?
ご自身のお子さんが中学校3年生のとき、約10ヶ月間、学校に行かなかったという経験を通して、発言された小川さんの言葉が印象的でした。
「親としたら、10ヶ月も休ませてやったという思いがあったが、子どもにとっては全く癒しになっていなかった。
なぜなら、子どもに対して、“もうそろそろ学校に行けば?”という無言の圧力を、常に与えていたから」。

子どもの問題行動は、社会のひずみが遠因になっているということは、よく言われていることです。
その問題とされる行動の一つひとつに対してのきめ細やかな取り組み・対策は当然必要とされますが、
源流を等しくするものとして、総括的な取り組みも重要ではないでしょうか。

集団の中における孤立感・挫折感が、不登校につながる場合もあれば、
いじめなどの加害行動や非行などの反社会的な行動、リストカットなどの自傷行為につながる場合もあります。
子どもたちを苦しめている根幹、問題の本質は何かを、まず見極めること。
それは、あまりにも多岐にわたっているだろうとは思われますが、
この期に及んでは、症状に対する対処療法ではなく、
源に横たわっている問題点を、具体的に一つひとつ潰していく実践力が求められているように思います。

子どもの置かれている状況によって、保護者同士のグループが分かれ、相互に意見交換や交流ができないまま、対立してしまっている現状はないでしょうか?
いろいろな場面で苦しんでいる子どもや家族たちが手をつないで、
それぞれに抱えている問題を共有し、一緒に考えていくことで、
社会に対して大きな問題提起・投げかけができるのではないかと思っています。
そして、集団から排除された側だけではなく、
知らず知らずのうちに排除してしまっている側のひずみも、実は大きな問題であり、根深い課題が潜んでいます。

同じ時代、特に子どもを育てることが難しいといわれているこの時代に、ともに子育てに関わることになった同士、
自分の子どもだけではなく、地域全体の子どもたちの最善の利益を優先した広い視野を持って、
一緒に子育て・子育ちに関わっていくことが、
必ず、子どもたちが生きやすい社会の構築につながっていきます。


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