2007 年
12 月
10 日
カテゴリ:子育て・子育ち支援
「こども発達センターつくしんぼ」について(12月議会質問A)
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子ども政策担当部長⇒非常に感銘深く聞いた。非常に子育てが難しくなる現状において、「子どもの育つ力」をどのように評価していくか、考えていくべきではないかと思う。 ノーマライゼーションに関しては、「こども発達センターつくしんぼ」において、従来の通園にポイントを置いた支援から、3つの支援体制を整えつつある。 1.幼稚園や保育園に職員を派遣する「訪問支援」 2.幼稚園や保育園に通いながら、部分的につくしんぼに通う「並行通園支援」 3.機能訓練を中心とした「通園療育支援」 また、今後は親子ひろばにも障がいのあるお子さんが参加しやすいよう、グレーゾーンのお子さんも含めて職員が巡回して支援することも考えている。 さらに、支援体制として大切なことは、保育園や幼稚園で障がい児に関わっている職員について。今夏、保育士や教員等々を対象とした研修計画を立て、実施しているという状況である。
ほんの数年前までは、障がいがあるとされる子どもたちは、 幼稚園にも保育園にも、なかなか受け入れてもらえなかった。 そのような時代においては、つくしんぼの果たした役割の大きさは、私は大いに評価されるものだと思う。 そのような時代を経て、現在は、当事者やご家族の皆さん、関係者の皆さんのご努力もあり、 学校を含めて地域の中でしっかりと受け入れていこう、 共に生きていこうという社会状況に変わりつつある。 この社会の変化にあわせて、当然、つくしんぼの役割も変わっていく必要があると思う。
先日、東松山市のこども発達センター「ハローキッズ」に、会派で視察に行った。実は3年くらい前、『手をつなぐ』という雑誌で取り組みを知り、ずっと視察にいきたいと思っていた施設なので、個人的なことだが、非常に感慨深いものがあった。 この施設は昭和45年に開設され、障がいのある子どもたちの通園施設として約35年もの間、さまざまな支援がなされてきたが、 平成16年3月、廃園となっている。 それは、なぜか? 以下は、運営者による廃園の理由が述べられた文章である。
「障がいがある子どもたちにとっての保育やリハビリ、そして子どもたち自身が“特別なもの、特別なこと”として存在するのではなく、 ほかのどの子とも変わらずに、地域の中で、家族やお友だちと過ごすことを応援するしくみを一緒につくるという役割を自覚し、仕事をさせていただいてきた一つの到達点でもあります。」
お話をうかがう中で、繰り返し繰り返し、ご担当の方が言われた言葉がある。 それは、「通所による療育支援をしている時には、 こんなにたくさんの子どもたちや家庭がハローキッズを選択してくれたと喜んでいた。 けれども、実はさまざまな選択肢の中からハローキッズを選んでいたのではなく、 本当は兄弟と同じ幼稚園に行きたいのにとか、 本当は保育園に預けて働きたいのにとか、 本当は身近な地域で育てたいのにいう、 本来の希望を諦めて、我慢して、通ってきているんだということに気づいた」という言葉に、 私も本当に身につまされる思いがした。
たとえば、国分寺においても、つくしんぼへの相談件数が年々増加していることについて、 つくしんぼがそれだけ求められているという分析がされているが、 一方では、児童館や親子ひろばや保育園や保健センターや子ども家庭支援センターなど、 地域でさまざまな相談機能が広がっているにもかかわらず、 つくしんぼしか相談を受け入れてくれるところがない人が、それだけいるという見方、分析もできる。 他の人が当たり前のように相談しているところでは、 自分の相談は解決できない、その孤独感・疎外感、 「うちの子は普通の子じゃないんだ」「普通の家庭じゃないんだ」という、社会から排除されたような思いをさせてしまっているということを、 私たちは想像して、反省すべきだろうと思う。
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