2007 年
7 月
10 日
カテゴリ:人権・平和のこと
子どもの視点に立った「平和施策」の取り組み(議会質問@)
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今期の長期総合計画の重点目標の一つに、 「基本的人権の保障を継続して確認するとともに、 基本的人権を守るための平和事業を充実していきます」として、 「人権と平和の視点」が盛り込まれたことに対して、大いに評価する。 今、国際的に「平和」に対する不安感、危機感が高まっている中、 これまで漠然としていた平和施策にどう取り組んでいくのか、 しっかりと組み立てていく必要がある。
今年1月、教育市民会議主催の平和フォーラムで、映画「うしろの正面だあれ」「アンゼラスの鐘」など、平和のための作品をアニメーションとして表現されている有原誠治監督が、 子どものための作品をつくり続ける中で、共通して大事にしていることについて、お話をされている。 「戦争体験を子どもたちに知ってほしいと思うと、 どうしても大人のほうの願いが先に出て、 子どもがその内容を受け止めるだけの力を持っているかどうかはさておいて、 とにかく知ってほしいと語るだけの平和教育だったという一面もある。 いつも、子どもは言い聞かされるというか、気分的に押し付けられるという思いに至ってしまったり、 子どもにはとても消化しきれないぐらい、残虐な、刺激的な内容を子どもに見せてしまうという傾向もあった。 でも、私はそれは違うと思う。 子どもの成長、大脳の発達段階において、適切なものを工夫して用意することが大事ではないかと思っている。 だから、これまでの一連の作品は、その映画を見てほしいと思っている子どもたちの視点で、子どもの遊びや生活を中心にした表現を心がけている。 作品の中で、子ども自身がイマジネーションを膨らませる、 なんだろうなと思ってもらえるという点を大事にし、 そのような表現を心がけている」(『平成18年度・教育フォーラム 育ちの広場』から一部抜粋)。
私は昨年の第3回定例会の一般質問でも、市が主催する平和関連の事業に対して、年少の子どもを対象とした視点がないのではという指摘をした。 私自身、議員として、一人の保護者として、一人の市民として、 昨今の国際状況あるいは子どもたちを取り巻く状況を見るにつけ、 やはり、次世代を担っていく子どもたちにこそ、 「平和とは何か」、「自分たちはどういう世の中にしていきたいのか」、 グローバルな視点で考えられる力をつけてほしい。 また、つけていく必要があるとして、 私たち大人はアクションをおこしていかなければならないとの、 危機感にも似た思いを抱いている。 ともすれば、戦争や原爆の問題は、 遠い遠い昔の出来事として取り扱われているが、 決してそうではない。 この地球上では現在も争いは続いているし、 平和といわれる日本の国においても、 60数年前の戦争を起点として、 何代にもわたって苦しみ、被害、人権侵害が脈々と、 今この瞬間にも続いている「現在進行形の問題」なんだということ。 そして、もしかして近い将来、 再び降りかかってくるかもしれない問題だということを、ぜひ知ってもらいたい。
私は、広島県で育ち、まさに地域全体で継続的に 平和に関する事柄を知る機会、学ぶ機会を与えてもらった。 それは「ヒロシマ」がくれた、何ものにも変えがたい大きな財産だと感謝している。 国分寺の子どもたちにも、ぜひ、この大切なことについて知る機会、学ぶ機会を保障していただきたい。 そのために、市の実施する平和施策について、 次世代を担う子どもたちを中心とし、 子どもたちの視点に立った取組みとなるよう見直しを求めたいが、いかがか。
市長⇒国分寺市は昭和59年に「非核平和都市」を宣言して以来、歴代の市長が平和行政に力を入れてきた。様々な活動が力を持っていくためには、次世代にその意識を引き継いでいくことがとても大事なことだと思っているので、今後ともその姿勢で平和行政に当たってまいりたい。
政策部長⇒片畑議員に昨年9月議会で提案いただいた中身を検討し、市報で戦争体験の発掘の呼びかけをすることにしている。子どもたちの平和教育に生かせるのかどうか、教育委員会と十分に連携をとりながら進めていきたい。
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