「はだしのゲン」と30年ぶりの再会 かたはた智子の活動報告
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2006 年 8 月 20 日     カテゴリ:人権・平和のこと
「はだしのゲン」と30年ぶりの再会

8月16日、家族で広島の原爆ドームに行きました。
平和記念資料館を見学した後、館内の売店で娘が『絵本 はだしのゲン』(作・絵:中沢啓治 汐文社)を買ったので、私もさっそく見せてもらいました。

以前、活動報告でも書きましたが(「原爆のはなし」)、小学校高学年の頃、『はだしのゲン』のコミックスをクラスで回し読みをしたことがあります。
もともとは誰の持ち物だったのか覚えていませんが、女子も男子も順番を奪い合うようにして“むさぼり読んだ”という記憶があります。
こう言うのもなんですが、読んでいて心地のいい漫画ではありませんでした。
それなのに、なぜ、あのコミックスが、あんなにも私たち子どもの心をつかんだのでしょう。

今回買った絵本のあとがきに、原爆をテーマにした漫画を描くまでに至った作者の中沢啓治さんの思いが綴られていました。
それを読んだとき、あらためて、あの『はだしのゲン』が、あんなにも子どもたちの心を捉えた理由がわかったような気がしました。

たとえそれがどんなに目を逸らしたくなるような悲惨な情景であったとしても、「真実」の持つ重みに“圧倒”されたと同時に、
真実こそを伝えようとしてくれる作者の「真摯な思い」を、ページを通して感じとることができた。
だからこそ、私たち子どもは信頼し、惹きつけられたんだと思います。

我が家の子どもたちにも、読んでもらいたいと思うとともに、私ももう一度、ゲンに会ってみたいなと思いました。

余談になりますが、コミック『はだしのゲン』は全10巻のうち、2巻目で原子爆弾が落ちます。あとの8巻は、原子爆弾が投下された後が描かれています。
ともすれば、8月6日のみに焦点があてられがちですが、実はそれ以降も、今日に至るまでの長い期間、何代にもわたって、原爆による被害は脈々と続いているのです。
それこそが、原爆の恐ろしいところです。


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