ジェンダーを考えるC かたはた智子の活動報告
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2006 年 2 月 6 日     カテゴリ:ジェンダーを考える
ジェンダーを考えるC
〜既成概念の押しつけではなく、私独自の生き方をしたい〜
私は二人姉妹の妹である。
幼児期の写真を見てみると、姉は緩やかなウェーブのついた髪にフリルのついたスカート、私は耳の下で切りそろえた短髪に、太もも丸出しのズボン姿が多い。
私は当時よく「お転婆」とか「男まさり」とか言われていたけれど、母からはあまり「女の子らしくしなさい」と言われた記憶がない。むしろ、活発であることを奨励されていた。
これだけをとると、ジェンダーに縛られない育てられ方をしたように思われるかもしれないが、実はそう単純なものではない。

小さいころは母に着せられるままズボンをはいていたが、物心ついてからはスカートの方がずっと動きやすかった。
髪の毛も本当は長く伸ばしたかったのに、母に認められず、いつも散髪屋のイスの上で泣いていた。
忘れられないのは、新しく仕立てる掛布団の柄を選ぶときのこと。
張り切って店に着いたのはいいが、なんかの拍子にヘソを曲げているうちに母が勝手に決めてしまった。
数日後、姉はピンク地の掛布団で、私には空色の掛布団が届いた。
「これ、男色じゃが!」と、私は大泣きした。

40年近く前の世の中には、「女の子らしく」と「男の子らしく」の二者択一しかなかった。
女の子らしくあることに窮屈さを感じていた場合、無理やり「女の子」の枠に押さえつけられるか、逆に「男の子らしい」役割を担わされてしまうかの、どちらかだった。
私は確かにダイナミックに遊んでいたし、気も強かったが、だからといって、別に男の子のような格好をしたいと思っていたのではない。
好きな服装も、好きな髪型も、好きな色も、好きな玩具も、自分なりにちゃんとあった。
「女の子っぽくしなさい」とか「男の子みたいになりなさい」とか、既存の概念や既成のモデルに合わせるのではなく、
どちらの枠にも縛られない、自分なりのスタイルを認めてもらいたかっただけである。
そんな私の長年の思いを解決してくれたのが、「ジェンダー」という新しい概念だった。


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