2006 年
2 月
5 日
カテゴリ:ジェンダーを考える
ジェンダーを考えるB
〜ジェンダーに縛られないで、子ども自身を見つめる〜
|
息子はとにかく車と電車が大好きだった。1歳の誕生日を迎える前からその傾向は顕著だった。やっぱり「男の子だねー」となるのだが、一方でぬいぐるみとか、おままごと遊びも大好きだった。 あるとき、同じ年の男の子を持つお母さんが我が家に遊びに来たが、 うちに“おままごとセット”があることに、 ものすごいカルチャーショックを受けたよう。 実は彼女はかつて、“おままごとセット”をねだられたことがあったのだが、男の子なのに、なんで“ままごと”をしたがるんだろう、どこかおかしいのかもしれないと、悩んでいたと言う。 子どもの発達を考えると、身近な大人がしていることに興味を示すのは当たり前のこと。ごはんをよそう真似とか、お皿を洗う真似とか、子どもながらによく見てるんだなぁと、一緒に遊んでいても楽しいし面白い。 そんなことを話すと、「そうかぁ、うちも買ってやろうかな」と言っていたが、 おじいちゃんおばちゃんの反対もあり、結局は買わなかったみたい。 その代わりというのか、その男の子はうちに遊びに来るたびに、 楽しそうに“おままごと”をしていた。
娘は2番目ということもあり、とにかく兄が遊んでいる物に興味を持った。 新しく何かを買おうということになっても、必ず兄と同じ物を買うのである。 娘の玩具箱には、わけのわからない怪獣や男の子向けキャラクターが増えていったのだが、男の子向けだからというのではなく、 その玩具を娘が主体的に選んでいるのかどうか、ちょっと気になっていた。 あるとき、「のーくん(兄のこと)の真似じゃなくて、本当に自分が欲しいものを選んでごらん。怪獣とかより、着せ替え人形とか、おしゃれセットの方がいいんじゃないの?」と、娘に聞いてみた。 娘はしばらく、「うーん」と考えていたが、 「そういうのも欲しい気持ちもあるけど、それだと、のーくんと一緒に遊べないでしょ。二人で遊べるものが欲しいの」
玩具は個人の欲求を満たすと同時に、 周囲の子どもとの関わりをつなぐ道具にもなる。 玩具を選択するとき、単に性別で限定しないことが、 子ども一人ひとりの興味や友人関係を広げ、子どもの世界を構築していく上で、とても大事なことではないかと思う。
|
|
|
ジェンダーを考える 最新20
|