2月の活動報告A ファミサポ利用会員学習会 かたはた智子の活動報告
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2004 年 2 月 22 日     カテゴリ:ジェンダーを考える
2月の活動報告A ファミサポ利用会員学習会
〜妻だけではなく、夫婦だけでもなく、地域ぐるみでの子育て〜
2/13(金)・・・ファミサポ利用会員学習会に参加しました。

実は私も、昨年の9月から、ファミリー・サポート(略してファミサポ)の利用会員なのです。
活動の関係で夜の会議や行事に出席しなければいけないとき、保育園のお迎えや家庭での見守り、あるいは、上の子(学童保育所中退)の放課後の見守りなどをお願いしています。

今回の学習会は、「子育てを通して『自分らしく生きる』〜カナダの子育てに学ぶ〜」をテーマに、臨床心理士の永田陽子さん(NPO子ども家庭リソースセンター理事・東村山市幼児相談室相談員)のお話をうかがいました。
後半は、特にパートナーとの関係を重要視し、いかに夫を子育てに巻き込んでいくかという話になりました。

子育ての現状に関する問題点の第一は、「母親ひとりに、かなりの負担がかかっていること」です。それに対する支援・対策として、
「父親も子育てに参加しよう!」というスローガンが掲げられおり、今回のように、母親に対しての啓蒙もなされています。

夫婦が共同して子育てに関わるということは、妻の負担軽減というだけではなく、子どもの育ちにとってもプラスになるということは、様々な調査結果からも明確です。
けれども、父親に対する「子育て推進」のアプローチのほとんどを、母親、つまり妻が担っています。
相手の意識を変えるためには、かなりのエネルギーを要します。うまくいけばいいですが、そうはいかなかった場合、伝えきれなかった挫折感を妻ひとりが背負い込むことになります。
そして、「夫婦共同の子育て」が実践できていないのは、「夫を説得・操縦しきれない妻の問題・責任」として、片付けられてしまっているのも現状です。

子育ての第一責任者は、「父親と母親」であり、もちろん夫の意識変革は重要ポイントですが、
だからといって、子育てを夫婦だけが抱え込むのではなく、
今後は、むしろどうすれば地域が支えていけるのかを課題にすべきではないでしょうか。

そして、地域における子育て支援を考えるとき、「ジェンダー・フリーの視点」が不可欠であると、私は思っています。
ジェンダー・フリーとは、「社会的・文化的に形成された性差・性別役割分担を解消する」と同時に、
「社会的に不利な立場にある一方の性に対してエンパワーメント(力をつける・力を取り戻す)していく」ことでもあります。

女性に対する子育て支援は、社会的にも注目されていますが、男性に対してはどうでしょうか?
子育てに関する知識・技術を習得する機会は、女性のスケジュールに合わせたものが多く、
子育て中にも関わらず、長時間勤務は変わらず、
子育てについて相談したり愚痴ることのできる友人や先輩のネットワークもなく、
戸惑っている男性も少なくないのではないでしょうか。

子育て支援=女性に対する支援という思い込みを変え、
女性だけではなく、男性自身も子育てに関する力をつけていくこと。
母親だけではなく、父親もまた地域から孤立しないようなしくみをつくっていくこと。
そのための支援が充実することによって、
単なるスローガンに留まらない、本当の意味での「男女がともに子育てに関わることのできる社会」への第一歩が踏み出せるのでは・・・、
と思うのですが、どう思われますか。


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