2007 年
9 月
23 日
カテゴリ:子どもたちのこと
子どもたちの自己防衛力を育むために(9月議会質問C)
〜一体、何から子どもたちを守ろうとしているのか?〜
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次に、子どもたちの自己防衛力を育むための取り組みについて、 お伺いする。
このことに関連する取り組みとして、 今年度、くらしの安全課で「防犯啓発事業」として、 パンフレットを約123万で購入し、 市内の小学校新1年生に配布された。 この他にも、まだ実施されていないそうだが、 「防犯講習会事業」として、 児童向けの自己防衛力向上講習会を含め、 約69万円が計上されている。 また、昨年度に引き続き、安心・安全メールも実施されている。
教育委員会の方でも、私も何度か参加させていただいているが、 毎年全小中学校で「セーフティ教室」が実施されている。
今の子どもたちを取り巻く現状において、 登下校時の連れ去りや学校への襲撃などのような事件が、 保護者や地域の方の大きな不安要素になっていて、 それをできるだけ解消するための方策として、 市としては、先に上げたさまざまな事業を実施しているように思う。
私は常々、議会において、しつこいくらいに 「子どもの視点で」ということを申し上げている。 それは、「子どもの視点と大人の視点には、 ズレ、ギャップがある」ということを、 私たち大人の側が、常に認識し自覚する必要性からである。
この「防犯の取り組み」については、 まさに“大人の視点”で取り組まれているのではないか、 という問題提起をしたい。 「子どものために」と言いながら、 実は大人自身の不安を解消するために 実施しているように、私には思える。 一体、何から子どもたちを守ろうとしているのか。
このパンフレットには、「知らない人が〜」とあり、 イラストにもサングラスをかけた、いかにも怪しい人が載っている。 また、私が見学したセーフティ教室では、 まず警察からの話があり、 知らない人に無理やり連れて行かれそうになったときの対処法を、 昨年度も今年も教えていた。 そして、ロールプレイでは、 見るからに怪しげな扮装をした人が登場していた。
このように、「見知らぬ人、つまりステレオタイプの、 いわゆる『不審者』像からの暴力」という、 非常に画一的な防犯教育が、 逆に子どもたちの危険回避の力を鈍らせてしまうことにならないかと、 不安を覚える。
なぜならば、子どもたちの命を奪い、 あるいは心身の尊厳を脅かすなどの人権侵害の現状は、 家族、親戚、友だち、知人、教師などの身近な人が 加害者となる事例が少なくなく、 その暴力の内容も身体的なもの、性的なもの、精神的なものなど、 多岐に渡っている。
私は4年前の9月議会から、何度かCAPを提案してきた。 このプログラムを評価しているひとつは、 現代社会を生きている子どもたちが、 遭遇する可能性のある暴力を、 しっかりと認識しているという点である。
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