“ITとどうつき合っていくか”を考えることが必要 かたはた智子の活動報告
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2005 年 1 月 30 日     カテゴリ:子どもたちのこと
“ITとどうつき合っていくか”を考えることが必要

1月29日(土)・・・国分寺市教育市民会議・教育フォーラム「ITが引き起こす子どもの危機」に参加しました。

我が家の子どももゲームにはまっています。
1年くらい前、同様の話を聞いた私は非常に危機感を感じ、帰宅するなり子どもに向かって「ゲームをしたら脳がおかしくなるんだって! 今日からゲームは禁止にしよう」と宣言しました。子どもは一瞬言葉に詰まっていましたが、素直に「うん」と言い、ホッとした次の瞬間、突然ギャーッと言って泣き崩れました。驚いて理由を聞いても、攻撃的に身構えるだけです。
私はそのときになって初めて、「しまった」と思いました。

たとえば、「自動車は排気ガスによる大気汚染、交通事故の危険性など人の生命を脅かす悪の機械です。ぜひ、排除しましょう!」と突然乗車を禁止されたらどうでしょうか?
その他、テレビ、電子レンジ、電気カーペット、パソコン、携帯電話などなど、健康を害する恐れがありながら、日常生活に溶け込んでしまっている様々なものがたくさんあります。
これらをすべて排除することは、容易なことではありません。そうではなく、どうやって上手に付き合っていくかを考えていくことこそが、必要なのではないでしょうか。

ゲームのやりすぎがいいとは、私自身も思いません。
だからといって、ゲームを取り上げた後、今の子どもたちに何が残るのでしょうか? 
なぜ、ゲームに依存してしまうのか、その根源を認識することも重要です。
私たち大人あるいはこの社会は、ゲーム以前にも、子どもたち同士で群れあう機会、公園など大声で騒ぎ思いっきり駆け回れる空間、温かく見守ってくれる地域など、子どもの成長に欠かせない大切なものを、子どもたちからたくさん奪ってきました。
もうこれ以上、子どもたちから何かを奪うのはやめませんか?

独りでゲームばかりしていた我が子も成長するに従い、ゲームやカードを媒体にして友だちの輪が広がり、毎日複数で群れあって遊んでいます。ゲームやカードで遊ぶことが多いようですが、それが友だちとのコミュニケーションのきっかけになっているのなら、それならそれでいいんじゃないかと思い始めました。
そのうち、学校からの帰り道、近くの公園で泥んこになって遊んで帰ってくるようになりました。体を動かし疲れるせいか、早く寝るようになり、自宅でゲームをする時間も減りました。
取り上げるのではなく、逆に多様な機会を与えることで、ひとつのことに固執せざるを得ない状況を打破し、子ども自身の選択肢が広がったのかもしれません。

これからのIT社会を生きていく子どもたちにとって必要なことは、ITから離れた生活ではなく、ITをどうやってコントロールし使いこなしていくのか、その術を身につけていくことなのではないかと思います。せっかく専門家を講師に招いているのだから、そのことこそを、話し合う場にしてほしかったなと思いました。
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