2004 年
11 月
13 日
カテゴリ:子どもたちのこと
矛盾だらけの社会を生きている子どもたち@
〜宮台真司さんのお話を聞いて思ったこと〜
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11/13(土)・・・都議会議員・大西由紀子の7周年集会で、宮台真司さん(社会学者・都立大学助教授)を講師にお招きし、「成熟社会の若者の行方」をテーマにお話をうかがいました。
私自身、常々不思議に感じていることがあります。 「今の子はなんでも欲しがって、我慢することを知らない」 「今の子は、目の前で起きていることを自分自身のこととして受け止めることができない」 ・・・だから、「子どもがおかしくなっている」というようなことをよく耳にしますが、そうでしょうか?
昔は商品自体少なかった上に、子どもなど消費者として全く重要視されていなかったことから、「子どもが欲しがりそうな商品をつくる」という視点はありませんでした。だから、物欲自体あまり感じる機会がなかったように思います。 けれども、少子化の現代においては、「子ども」は重要な消費ターゲットとして、企業戦略に挙げられています。 子どもの購買欲を煽り立てるように、マスメディアを通じて連日過剰な情報が流され、街にはこれ見よがしに商品が陳列してあります。 《欲しがる方が、むしろ当たり前じゃないの?》
また、歩ける範囲の中で生活している時代には、身の回りで起こった不幸な出来事や知人の悩みや苦しみ、喜びを一緒になって分かち合い、自分のことのように思い悩むことができました。 でも、現在は、メディア等を通じてざまざまな情報が、一方的に流れてきます。世界各国の様々な所で、誰かが辛い目にあっている、誰かが怪我した、誰かが事件に巻き込まれた、誰かが怒っている・・・。それらのニュースの全部に共感し、全部に涙し、全部に怒ることができるほどのエネルギーを、私たちは持ち得ているのでしょうか? 《自分自身の心の安定を保つためには、情報の取捨選択、あるいは気持ちを過剰に揺さぶられないように感情をブロックする作業が必要になってくるんじゃないの?》
子どもたちは決して「変異」しているのではなく、外部からの刺激に対する「人間の本能」として「正常に反応」しているだけなのでは・・・と私は思うのです。 つまり、子どもたちの抱えている課題を考えるとき、それは「子どもの個人的な課題」なのか、「社会全体が抱えている課題」なのかを見分ける視点が不可欠です。 それを見誤り、子どもを一方的に規制・管理しようとすると、子ども自身が「正常に反応」できなくなり、自己矛盾に陥ってしまいます。
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