2004 年
5 月
12 日
カテゴリ:子どもたちのこと
親だけではなく、地域や社会も子どもを育てる
〜児童虐待を考える(その2)〜
|
「子どもを虐待する親自身が、実は子どもの頃に虐待を受けていた」という、「暴力の連鎖」が言われています。けれども、虐待を受けて育っても、実際には半数以上は子どもに暴力をふるうことのない親になっています。 暴力の連鎖を断ち切った人とそうでない人の境目は何なのでしょう?
家族というのは社会生活の基本をなす集合体ですが、人間は家庭の中だけで生きているのではありません。学校や地域など様々な人間関係、いろいろな集合体の中で生活しています。ということは、家庭において辛い思いをすることがあっても、他の場面で温かく育まれ、存在をしっかりと尊重してもらえる状況にあるならば、それを糧として、苦難に立ち向かっていく気力を得ることもできるのではないでしょうか。 つまり、居場所や愛情の源を家庭のみに限定されるのではなく、 地域や社会、いろいろな人間関係の中で、 それぞれの視点から支え、励まし、勇気づけてくれるような拠り所がたくさんあることが、 子どもの成長にとって、ものすごく大きな力になるのではないかと、私は思うのです。
子どもを愛し、支援する役割は、親しか担えないものではありません。様々な調査においても、子どもに対し、親以上の影響を与えた第三者の存在も挙げられています。 私自身にも育ち盛りの子どもがいますが、自分の子どもに限らず、出会った子ども達との関わりの中で、子ども達を力づけ、支えていけるような存在でありたいと思っています。
|
|
|
子どもたちのこと 最新20
|