2004 年
2 月
1 日
カテゴリ:子どもたちのこと
1月の活動報告B 川崎市「子ども夢パーク」見学
〜子どもの権利条約の理念に基づく「子ども観」の再構築が必要〜
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1月28日(水)・・・川崎市「子ども夢パーク」に見学に行きました。
まず、「川崎市子どもの権利に関する条例」施行後の動向について、お話をうかがいました。 条例の実効性を確保し、全庁的な取り組みの調整等を行うために、 事務局を教育委員会から移行して、市長部局である市民局人権・男女共同参画室に 「子どもの権利担当」部署を新設したそうです。 国分寺市においても、「子どもの権利条例」策定の動きがありますが、 「子どもの権利」の視点は、教育や福祉など直接的に子どもに関わる部署だけでなく、 環境や都市計画など、まちづくりにおいても欠かせない視点です。 「子どもの権利意識」を広く理解してもらうためには、 条例制定に向けてはもちろん、 条例制定後の取り組みこそが大事なのだと実感しました。
続いて、川崎市子ども夢パークにおける不登校児童生徒の居場所事業「フリースペースえん」の活動について、代表の西野博之さんにお話をうかがいました。 「子ども夢パーク」は、子どもの権利に関する条例を実現していく場として、子ども参加のもと、平成15年7月にオープンしました。フリースペースえんは、その中にあります。 不登校児等を対象とした適応指導教室は、公設公営がほとんどですが、このフリースペースえんはNPOの委託により運営されています。 民間ならではと感心したのは、年齢や抱えている課題で支援を断ち切らないということ。 えんには、7歳〜35歳の人が通っていて、抱えている課題も不登校だけではなく、LD等や非行・精神疾患・ネグレクトなど様々です。 また、目的は「学校復帰」ではなく、「自己肯定感を取り戻す人間関係を育んでいくための居場所づくり」として、 学校や家庭・地域の中に居場所を見出せない子どもたちに「生きていること」の楽しさ・素晴らしさを実感してもらうことに全力を注いでいます。
私も議会の一般質問で、放課後の校庭開放を利用した居場所づくりを提案してきましたが、 居場所づくりに大事なことは、 子どもがありのままの自分でいられること、 子どもの主体的な取り組みが尊重されること、 子どもそれぞれが自分のペースで過ごせることなど、 子どもの権利条約の理念に基づいた「子ども観の再構築」のもと、 「子どもの最善の利益」を優先した子育ち支援の視点と、 企画・運営における子どもの参加です。
そして、もうひとつ大事な点は、 子どもたちの遊びの場面や様々な活動の場面に対し、 指導・管理・規制するのではなく、 「支援・促進・援助」していくための最低限の知識・技術をもち、 子どもたちが遊びをより豊かに膨らませ、 やりたいと思ったことにチャレンジできるようなサポートをしてくれる大人の存在です。
子どもの育ちを多面的にとらえる視点を持ちながら、 今後とも居場所づくりに向けて取り組んでいきたいと思います。
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